サインあり
カラフルな色彩と少女モチーフが段ボールに描かれ、ロッカクらしさが凝縮された一作
筆などを一切使わず、手で直接キャンバスや段ボールに描く独自のスタイルで創作。ファンタジー感あふれるカラフルな色彩で、勢いよく描かれている表情豊かな少女のモチーフがロッカク作品の作風。カラフルな髪留めや、腕の長く大きな瞳のあどけない少女の表情は日本のマンガ的な要素を持っているがゆえに海外で評価を受けているともされている。ロッカクの代表的な要素である「ポップな色彩の豊かさ」「表情豊かな少女」「段ボールの素材感がよく見てとれるちぎったままのカット」が詰まった本作はロッカクの王道作品とも言える。
千葉県立美術館で行われた「魔法の手 ロッカクアヤコ作品展」の様子。(会期:2020/10/31〜2021/1/11)
ロッカクアヤコ
Ayako Rokkaku
指から直接描かれるカラフルな色彩で世界を魅了する若手女性アーティスト
1982年千葉県生まれ。
グラフィックデザインの専門学校でイラストレーションを学んで卒業後、路上での創作活動を始めて独学で描き始める。村上隆主催の現代美術の祭典『GEISAI#4』にて2003年にスカウト賞を受賞してから注目を集め、その後2006年に世界最高峰のアートフェアであるスイスのアート・バーゼル出展時に行ったライブペインティングでは100枚以上を売り上げたことからヨーロッパでの知名度も上がった。現在はベルリン、ポルト、アムステルダム、東京を拠点に活動して、世界各地のアートフェアに出展を重ねつつ国内外での個展実績を持つ。
瞳の大きな少女のモチーフとカラフルな色彩の作風が国内外で人気を誇っている。近年はオークション市場での人気も高く、想定落札価格を大きく超える人気を見せている結果、Artprice社の発表する世界アーティストランキングにおいても毎年順位を上げている。所属ギャラリーはGallery TARGET(日本)、Gallery Delaive(オランダ)。
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