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アンディー・ウォーホル代表的肖像画の一つ。ハリウッド黄金時代の映画スターを描く鮮やかな名作「リズ」
アメリカンポップアートを確立し名実ともに認められた現代アート界の巨匠であり、長きに渡り世界最高落札額レコード保持者としても知られるアンディー・ウォーホル。
過去マイケル・ジャクソン、ミック・ジャガー、モハメド・アリ、ジョン・レノン、ダイアナ・ロス、毛沢東やマリリン・モンローなど世界の著名人の肖像画を多く描くウォーホルだが、ハリウッド黄金時代を代表する大女優エリザベス・テイラーが描かれ象徴的な背景色の鮮やかさが際立つ本作品は、その人気や知名度においても代表格といえる。タイトルの「リズ」は彼女のニックネームで、テイラーが主演の映画「バターフィールド8」の宣材写真に基づいて製作され、マリリン・モンローの有名な肖像画のように、テイラーの顔に大胆な色を加えて、彼女の化粧を表現している。
本作品はシルクスクリーン手法が用いられており、これはアートを大衆に向けたビジネスとしても飛躍させる転機となった。
出典元:https://www.mashupreporter.com/
Andy Warhol
アンディー・ウォーホル
大量生産技術でアートの常識を変えた銀髪の革命児、世界に愛されるポップアートの巨匠
現代アートの中でもポップアートという新たなジャンルを牽引し、アメリカ社会に深く根付く問題や題材を扱いながら「スープ缶」「セレブリティの肖像画」など大衆の心を動かす象徴的作品を残し続けた世界でも最もポピュラーな20世紀後半を代表する画家、芸術家。銀髪のカツラもトレードマークとして知られる。
大学卒業後「ヴォーグ」などの雑誌広告やイラストで商業デザイナー、イラストレーターとしてのキャリアを経てアートの世界へ転身。1962年にキャンベルスープ缶のシリーズを発表以降、洗剤やコカコーラ等の消費財やマリリンモンロー等の著名人など、大衆社会を表現する素材をモチーフにして大量生産・大量消費という高度資本主義における構造をシニカルに描いた。
現在ではスタンダードな「シルクスクリーンプリント」という大量印刷が可能な手法をいち早く用いながら大衆に向けポップアートというひとつのジャンルを切り開き、一気にその知名度を押し上げた。音楽や映画まで幅広く才覚を発揮しアーティストとして大成功を収めるも、1987年心臓発作で死去。1970年には「ライフ」誌によってビートルズとともに「1960年代にもっとも影響力のあった人物」として選ばれるなど、時代を象徴するアーティストとして今もなお人々の記憶に残る。
出典元:https://www.mashupreporter.com/
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